2007年10月15日

福岡の男性は紳士・・・。

あゆみです。icon151

九州大学で開かれていた学会に参加のため、
先週末から今日まで福岡にいました。
何回か福岡の地下鉄に乗って感じたこと・・・

福岡は背筋を伸ばして立っている男性が多い・・・のですね。

わたくしの専門は社会心理学。
「観察」は学生時代から訓練されていることもあって、
電車の中などでは「ヒトを観察」しちゃうのですが、
最近、「都内の若い男性が我先に座る」ことを感じています。

ゼミの学生に研究テーマに取り上げてもらいたいぐらいです。

空いているから座る、のではなく
我先に、他人を押し退けてまで座る感じ。

そんなに疲れているのかなあ?
大変だなあ? と思うと
どかっと座り、携帯を操作したり、ゲームを始めたり。
どんなにファッションやヘアスタイルをびしっと決めていても幻滅です。
おまけに、お年寄りに席を譲ることもしません。

女性や年配の男性のほうが、きちんと立っていたり
席を譲ったりすることを見かけるのです。

それで。福岡。

学生かな? と思う男性もサラリーマンもスッキリと立っているのです。
少なくとも、あたりを見渡してから、
だれも座ろうとする人がいないから座る余裕があるのです。

たまたまなのかもしれませんが(学問的には、もう少し観察が必要です)、
地下鉄の中以外でも
エレベーターを降りるときに「開」のボタンを押してくれたり
福岡の男性の紳士的な姿を何回も見ることができました。

帰りの航空機でも
重たいカートを下ろすのを手伝ってくれた隣の席のサラリーマン。
東京の地図を機内で見ていました。
きっと福岡の男性・・・です。


  


Posted by hishoclub at 23:11Comments(2)日記

2007年10月15日

日本酒の基礎知識

TAKIですicon112


お酒の学校で習った日本酒についての基本を少しご紹介します。


まず日本酒は「お米を発酵させてつくる醸造酒」です。

お酒を大まかに分けると3つあり、まず醸造酒とは、、原料を酵母によりアルコール発酵させて作られたお酒で、日本酒、ワイン、ビールなどがこれにあたります。


そして、醸造酒からアルコール分や甘みを取り出したものが蒸留酒。
その名のとおり、醸造酒を蒸留して作られた酒です。一般的にアルコール度数が高く、焼酎、泡盛、ウイスキー、ブランデー、ウォッカ、ジン、ラムなどが蒸留酒です。


最後にリキュール (Liqueur) 。
蒸留酒に果実やハーブなどの副材料を加えて調製したお酒です。


同じ醸造酒でも、ワインの原料であるぶとうは元から甘いのでつぶすだけでOK。
しかし、日本酒の原料であるお米はつぶすだけでは甘くありません。
お米は噛んでいると甘くなりますが、それは唾液に含まれるアミラーゼの力です。

というわけで、日本酒を作るためにはお米(=でんぷん)を糖にす分解する「麹(麹菌)」が必要となります。
それからワインやビールを造るときにも必要となる、糖をアルコールにする「酵母」。
この二つの菌が日本酒を造っているといえるそうです。


この二つの微生物を、時には優しく時には厳しく適切な環境を作っているのが「杜氏」「蔵人」といわれる方々です。


また、日本酒には種類がありますが、その違いは「どこまで精米したお米か」です。

通常「ご飯」としていただくお米の精米は90%以上。
つまりまわりの10%以下を削っています。

酒造用のお米はどれくらい精米しているかというと
普通酒       75%程度
本醸造、純米酒  70%以下
吟醸酒       60%以下
大吟醸酒      50%

大吟醸は、玄米からいうとお米の半分しか使っていないお酒。
なるほど、お値段が高い訳ですicon12

福岡には六十数社の蔵元があるそうです。
「苦手」と思っていらっしゃる方も多いかもしれませんが、日本酒の適量は2合だとか。
量を控えめに試されてみませんか?

  


Posted by hishoclub at 00:51Comments(0)日記