2010年04月12日

3月桜を愛でる例会のご報告

昨日は、秘書クラブ4月例会日でしたface01
そちらのご報告の前に、、、先月熊本で開催された3月例会のご報告をicon10

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3月例会は、久しぶりに福岡を離れて熊本での開催となりましたface01
前日までは豪雨と暴風で、お天気が心配されたのですが、
伝説の晴れ女さん(会員のAyumiさん)のおかげでしょうかicon60
見事、晴天となりましたよface02

城内に入り、桜の観賞もそこそこに、わたくしたちが向かった先は、昼食会場の本丸御殿icon97
御殿内の大御台所では、本丸御膳*がいただけるのです(一日の提供数に限りがございますので、要予約です)icon59
*熊本の貴重な料理秘伝書である「料理方秘 享和三年(1803)」や、近世熊本の食品料理集である「歳時記 文化十四年(1863)」をもとに再現された「熊本藩士料理」です。



本丸御膳は、熊本藩にちなんだ料理を再現したもので、熊本名物も取り入れ、現代の嗜好に合わせた季節の御膳です。また料理および献立は、熊本郷土料理「青柳」さんが提供なさってますので、味も満足いただけることと存じますicon100
定期的に料理内容を変更なさるそうで、今回は、肥後六花*の「肥後椿」にちなんだお料理をいただきましたface01
*熊本に藩政時代から伝わった園芸のうち肥後芍薬、肥後菊、肥後椿、肥後花菖蒲、肥後朝顔、肥後山茶花の六花を指します。

仲居さんが一品一品丁寧にお料理について解説なさいますので、歴史を感じながら食事を堪能することができますicon97


写真左上から
全体写真 ①
全体写真 ②
④   ⑤   ③
⑦   ⑥   ⑧

御 鱠①
(いちごもどき 鮃 水前寺のり 肥後椿 いか 煎酒)
醤油が普及する以前は、酒と削り鰹、梅干等を煮詰めて作った「煎酒」を調味料として利用していたそうです。また、こちらの御膳では、熊本古来の赤酒を「煎酒」の材料として、使用しているそうです。
御 汁②
(くしいと 麦味噌仕立 そゝろ麩 熊本ねぎ 水前寺のり 芋の芽)
くしいとは、ポルトガルから伝来した料理「コジイド(ゆでた肉)」に由来するといわれているそうです。この時代から、外来食品を口にしていたのですねface08
御 飯③
(くちなし飯 天草大王)
御香物④
(あちやら漬)
あちやらとは、ペルシャ語アチャール語を語源に持つといわれているそうです。
御平椀⑤
(むし蛤 てんぷら 鯛 水前寺菜 黒胡椒)
御猪口⑥
(霰豆腐 味噌煮たれ)
御 肴⑦
(五三焼石決明 蒸笋とふこ味噌 妙解寺納豆 干こる豆 利休卵 辛子蓮根 一文字のぐるぐる 豆腐味噌漬)
熊本の郷土料理と言えば、辛子蓮根。
蓮根は増血剤としても優れ、辛子には食欲増進作用があることで栄養食材だったそうです。
また、蓮根を輪切りにした断面が、細川家の家紋(九曜紋)と似ていたことから門外不出の料理だったとか。当時、庶民は食べれなかったのでしょうね。。。
御菓子⑧
(朝鮮飴 丸めろ香-かせいた 西瓜香)
昔は嗜好品ではなく、健康食品の意味合いが強かったのだそうです。
食を通して、健康を維持しようicon67という先人の知恵に、ただただ感嘆いたしました。


器もゴージャスですねface05

さて、食欲が満たされましたら、熊本城天守閣と城内の散策ですicon58
今回は、熊本国際観光コンベンション協会の観光ボランティアさんにガイドをお願いいたしましたicon67



歴史などをうかがいながらの散策ですので、深みが増します。オススメですicon105
また城内には、お武家さまや忍者に扮した方がいらっしゃいますので、一緒に写真撮影するのも楽しいですよface01
当日はあいにく、満開とまではまいりませんでしたが、わたくしを含め、ご参加のみなさまも十分に桜を愛でることができたのではないでしょうかicon60

心地良いお天気をもたらしてくださった晴れ女さんにも、感謝ですねface02

YURIicon112  


Posted by hishoclub at 00:00Comments(2)例会