2011年03月21日

サウスサークル例会ご報告

hinaです。東北地方太平洋沖地震の甚大な被害、みなさまにおかれましては、身近で被害に遭われた方もいらっしゃるのではとお察しいたします。謹んで心よりお見舞い申しあげます。

さて、サウスサークルでは、3月12日(土)フリーアナウンサーの薗田潤子氏を講師にお迎えして例会を開催致しました。
テーマは「アナウンサーから学ぶコミュニケーション術」と題して、ご講演と実技(発声練習等)を行いました。



薗田講師の経験談などを交えた講話や実技を拝聴しながら、和やかな時間を共有することが出来ました。
いろいろな場面でのポイントをご指導いただきました。

いい聞き上手になるには、相手に興味を持つ
① 入りやすい話題から入る
  (アイスブレイク・・・例えば“今日は寒かったですね”)
② 本題 会話のリズムが大切で、相手のリズムに合わせること
③ 短い言葉でたずねる(短文で聞く)
 (よくばってたくさんのことを聞きたいのは自分をよく見せようとしている時だそうです。)
④ あいづちを打つ
⑤ インタビューは 起承転結
  (相手の懐に飛び込む。はだかの気持ちになって相手に飛び込む。相手のことを好きになる。)

「人間は、興味を持たれると相手に興味を持つ。自分から興味を持たないとコミュニケーションはとれない。」


スピーチ (スピーチは結論が見えるようでは面白くない!)
 例えば、3分ぐらいのスピーチであれば
① まず1文で書いてみる(1行の文章)
② それを細かく広げていく

チャンクダウンをしていくといいのですね。
スピーチというと気が重くなる私ですが、これだったらできるかもという勇気がでました。

前半は、いろいろなポイントやコツを教えていただきました。

後半は実際に実技です。

発声練習
自分の声の高さは?
”本人が一番楽に出せる音”とのこと
皆さん、腹式呼吸の練習と発声練習です。




朗読の練習 (外郎売り)
日本語の発音は、母音を大切にする 母音をしっかり言うこと

アクセントの練習


ニュースを読む練習
人は、読むだけの原稿はわからない、「間(ま)」のところで理解するということでした。
また、アナウンサーはニュースを読んでいるのではなく「話ている」とのこと
文字を追うときはとちる。しゃべるととちりは少なくなる。

今回「外郎売り」という文章で練習をしたのですが、実際にこの文章で毎日音読練習された方が、とても話し方が上手になられたそうです。



※最後に薗田講師が実践されていることを
・自分の声を録音して聞きなおすことがベストとのこと(何十回も繰り返す)
 15分の短編を100回以上録音して聞きなおす。自分の癖を知ることが大事
・うがい(鼻うがい)
・のどにタオルを巻いて寝る


今回もとても実りのある例会となりました。

「言葉のすごさ、日本語は優れた言語」とお話されたのですが、
漢字があったからこそ西洋から入ってきた言葉を日本語にするのが早かったこと、
また「音読」はあらゆる脳を使い(しゃべる筋力トレーニング)脳へ言葉のインプットができ「認知症」の改善にもなるとのこと。
たくさんの言葉をインプットして会話を通していろんな人たちと関わりたいですね。

講師の薗田先生、参加者の皆さんありがとうございました。

今回の大震災では、毎日の情報に言葉をなくし、涙があふれ、どうなるってしまうのか・・・不安しかよぎらない日々でした。いつの間にか心と身体が疲労していることにも気づきました。
「今、私に出来ること」をそれぞれが考えた日々。
そして次は「今からすること、これから続けること」
一日も早い復興を願うばかりです。
hinaicon114

  


Posted by hishoclub at 02:06Comments(0)Southサークル

2011年03月11日

新春の集いのご報告

新春の集いのご報告ですface01

今年の新春の集いは、北九州にある「西日本工業倶楽部」で開催いたしましたicon97

会場の「旧松本邸」は、国の重要文化財でもあり、一般利用がほとんどできないのですが、このたび会員のTAKIさんのご尽力で、実現することになりました。*年に数回、一般公開有
福岡市内からは移動に少々お時間がかかりますが、貴重かつラグジュアリーな経験をすることができましたよface05
普段めったに伺うことができない会場ですので、特別に館内見学もさせていただきましたicon67

旧松本邸は、実業家で「明治専門学校(現・九州工業大学)」の創設者のおひとりであった松本健次郎氏が、住宅と学校の迎賓館を兼ねて建てたものです。
北九州市に位置し、周辺には木々が繁っており、お屋敷だけではなく周辺一帯が、素敵な雰囲気を醸し出していますface05
敷地内には日本館と洋館がありますが、今回は、お食事の会場でもある洋館を見学させていただきましたicon97


洋館の設計は、日本銀行本店や東京駅の設計で有名な建築家・辰野金吾氏。
アール・ヌーボー様式である洋館は、建築技術面・デザイン面において、とても優れた水準の高い建物なのだそうですface01


館内に何気なくおいてある気品漂う家具や調度品の多くは、当時使用していたもので、特にアール・ヌーボー様式のオリジナル家具は、歴史的にも価値の高い美術品なのだとかface08
建物の内部に施されたステンドグラス、巨大なタペストリーや名画など、どれも見るだけでため息がでてしまいますicon97
ちょうどウェディングフェアの準備中だったこともあり、各部屋に展示してあるドレスや着物が、優雅さをさらに増してくれていましたface05
写真左下のお部屋は、昭和天皇の宿泊なさったお部屋なのだそうですicon67


和室には、なんと暖炉まで設置されていました。当時は(今でもicon67)とても珍しかったことでしょうface08
写真右上の和箪笥、一見普通に見えますが、タキシードも掛けられる洋式仕様になっています。
窓からみえる庭園も、とても素晴らしいものでした(クリスマス時期は、イルミネーションも楽しむことができるそうですよicon67face01

館内見学では、松本氏のお人柄が伝わってくるようなエピソード(身内に財産を残さず、ご尊父敬一郎氏とともに私財を投じて学校を建てられたなど)も伺うことができ、ご案内くださった西日本工業倶楽部の宮崎さまをはじめ、スタッフの皆さんが松本健次郎氏を、そして松本邸を愛しているのだなぁと、ご説明や接客を受けながら心が温かくなりましたicon97

ご案内後は、1Fの昼食会場に移動いたしました。こちらは、実際に松本氏ご家族が利用なさってい食堂なのだそうです。
備え付けの食器棚や部屋の形状に合わせて作成された絵画を鑑賞しながら、お食事をいただきましたよface02

クラブでは毎年、新春の集いに合わせて、ビジネス系検定1級合格者(クラブ会員)のお祝いもいたしております。
今年は秘書検定1級に合格なさった4名の方にもご参加いただきましたので、心ばかりではございますが、出席者の皆さまとお祝いをいたしましたface01


2010年度に合格なさった方々ですface01 おめでとうございますicon77
合格はゴールではなく、スタート地点
これからもメンバーと一緒に、楽しく活動してまいりましょうねicon58

会の最後には、出席者お一人お一人に恒例の今年の抱負を述べていただきました。
健康に気をつけたい人家庭と仕事の両立を頑張りたい人秘書クラブの活動にもっと参加したい人大学院に通い始める人など、皆さまの抱負を伺いながら、わたくしもたくさんのやる気と元気を頂戴いたしました。 
わたくしも、皆さまの前で抱負を公言いたしましたので、後は実行のみicon67
今年こそは、結果につながってほしいicon59face07



YURIicon112

  


Posted by hishoclub at 09:00Comments(0)例会