日本秘書クラブ九州支部

3月5日（土）にサウスサークル例会を開催いたしました

今回はファイナンシャルプランナーの福田直張さんをお招きし、
『家計の話』と題し、お金にまつわるご講義をいただきました




初めに元銀行マンでもある福田さんが、私たちの身近なガソリン価格や日本経済の話、リーマンショックについて分かりやすく話してくださったので、皆興味深く耳を傾けていました。経済の話も、分かりやすく話が聞けると、面白いものですね。
福田さん自身、"CFP"と"一級ファイナンシャル・プランニング技能士"という肩書をお持ちでいらっしゃいます。
その意味とともに、金融商品を検討する際は、時間をかけて自分が納得のいく選択をすることが大事だということをお聞かせいただきました。

講義内容は大きく分けて、下記の3つでした。
1.投資信託
2.住まい（マイホームor賃貸）
3.保険・年金

まず、投資信託については参加者の皆さんご興味がおありとのことで、以前から勉強したいと話題に出ていたテーマでした。
今の時代、定期預金ですら利益は望めませんし、手持ちの資産を上手に運用してお金を増やす選択肢があることを詳しく教えてもらいました。私自身、ずいぶん前に銀行の方の勧めで投資信託をしていた時期がありましたが、今回勉強をしてみて、自分の無知さにハッとしました。
多少の損が生じることは覚悟の上で行なっておりましたが、実際の例題を使って元本割れのリスクを計算してみると、具体的数字に現実味が湧き、大変驚きました。実際にどの程度損をするかもしれない、そんなリスクを教えてくれる営業マンにだったら自分の大事なお金を託したいものです。
上にも書きましたが、投資信託は元本保証がないのが一番のデメリットです。損も覚悟でお金が投資に回せるか、自分自身の性格も考慮しながら、預金・資産とのバランスを見て決めなければならないようです

また、リスクを低減するためには分散投資が良いということでポイントを3つ教えていただきました。
①複数の株式や債券などの銘柄に分散する
②世界各地に分散する
③時間分散をする（購入するタイミング）
このような分散方法をしたうえで、長期に渡って投資する覚悟が必要とのことです。
様々なデータを見せてもらいながら説明を受け、投資においては"待つ"辛抱強さが必要なのだと心得ました。
利益が出た時にはどのような行動をすべきか…なども教えていただき、納得するばかりでした。




他にも人生にとって大きな決断となる住まい選択時の考慮点、ローンの変動金利も注意すべきこととして教えていただきました。
保険や年金も支払いは大きいけれど、あまり見直す機会を持っていないことも考えさせられました。
ガンはお金がかかる…若いうちに保険に入っておかなければ…などの考えが強く、収入とのバランスが取れていない若者も多くいると聞きます。
もちろん保険は大切なものですが、重複している保障や過分に加入していれば無駄も多いですし、何十年と支払い続ければ高額な損をする可能性も…
また、保険商品も医療保険制度もどんどん変わっていきます。
加入している保険は今の医療保険制度に適応できるものなのか、など考慮すべきことはたくさんあるようです。
自分自身の生活は変わらなくても見直しは必要なのですね
保険の切り替え時期だけではなくて、一年に一度くらいは見直しをして、要らないものは省き、身軽な家計で将来に備えてまいりたいものです。
今回お金について学び、具体的に今自分がすべきことが思い浮かび、行動に移しました。
ご参加くださった皆さまもきっと意識変化があったことと思います。
年度末のお忙しい時期にご参加くださった皆さま、ありがとうございました

bycopa