2008年05月14日

ビジネス・グローバリゼーション

昨日は、わたくしが勤務する大学の大学院のセミナーに参加(というか司会face07)。
一般の方にも多数、ご参加いただきました。face01
秘書クラブのみなさんにもご案内すればよかったと後悔・・・。次回はご案内いたしますね。

セミナーの共通テーマは「ビジネス・グローバリゼーション」。
第一部のご講演は、USCPA(米国公認会計士)について。日米の公認会計士の制度と資格試験を比較くださりながら、USCPAの試験内容や資格維持に求められる専門職としての継続的訓練、キャリア展開などについてご説明いただきました。

第二部は、株式会社サカタのタネの海外戦略。
高校時代の生物の「遺伝」の授業(そう。それ。メンデルの優劣の法則)を思い出しながら、興味深く伺いました。種子会社の強みは固定種をかけあわせたF1ハイブリッド(一代交配雑種)にあるのだそう。
は~い。ここで、メンデルの法則を思い出してくださいね・・・

固定種A(たとえば、おいしい品種)と固定種B(たとえば、育てやすい品種)をかけあわせるとF1ハイブリッドAB(おいしくて育てやすい品種)ができます。農家は、この種を買ってABを作りますね。そして、ABを作ったあとに自分のところでABどうしを交配して種を作るとどうなるか?

AB × AB だと AA、AB、BA, BB ができてしまいますからABは半分しかできません。
花であれば、A(赤)とB(白)を交配させると赤、ピンク、白ですから目で見て分別することができますが、野菜だと分別が大変・・・。種子の値段は安いので、農家は自分のところで交配して種子代を節約するより、F1ハイブリッドを購入するほうが結局はお得なのです。

しかし。商品化するまでには10年から15年の時間が必要だそうですから会社には長期の先行投資リスクに耐える体力が必要です。
研究を続けていても結局は商品化できないリスク、他社が先に商品化してしまうリスク、商品化したときには市場のニーズが変化しているリスク・・・・。
それでも、すぐれた種子をつくるために研究開発に励んでいらっしゃいます。

わたくしたちが日ごろ、口にしているブロッコリー(世界シェア50%)、ホウレンソウ(日本シェア60%)、とうもろこし、メロンなど、多くは、サカタのタネさんの種子から作られたもの。花は、パンジー、ガーベラ、トルコキキョウ、プリムラ、ベゴニア・センバフローレンスで世界一のシェア。

食と健康。地球環境などを強く意識なさりながらのグローバル戦略には日本のリーディングカンパニーとしての自負と責任を感じました。

最後に。サンパチエンスという花。先日、テレビで見ました。小さなポットがすぐに60cmほどのドーム状になり、夏の強い日差しにも強く、大気汚染物質の浄化と打ち水効果が抜群の花だそうです。今ごろが植え付けに最適のようです・・・よ。

Ayumi・・・でした。icon151


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