日本秘書クラブ九州支部

12月20日 に「職場でのメンタルヘルス」について勉強いたしました。

今回は、ソーシャルカウンセラーの有馬和江先生をお招きしました。
有馬先生には、昨年もサウスサークルで「アサーティブコミュニケーション」をご講義いただき、
今回が２回目の開催。
実践的な内容をユーモア交えて伝えてくださる先生ですので、例会中も時折、
笑い声と温かい雰囲気に包まれました


まずは、リラックス呼吸法を行い、皆さんがリラックスされた後は”ストレス”についての勉強です。
ストレス、というと、悪いイメージをお持ちの方が多いかと思います。
私たちが生きていくうえで必ずあるというストレスですが、ストレスは自分次第で良いエネルギーにも悪いエネルギーにもなるとのことです。
また、それは自分自身の見方や捉え方、事後の行動などが大きく左右をするそう。
では、ストレスを上手に対処するには？
　・感情にフタをしない
　・自分の存在自体を否定しない
　・問題解決に向けて、無理なくできる新しい行動（”スモールステップ”）を設定すること、
などが必要とのこと。

実際に”ストレスを溜め込まない考え方”という例題も解いていき、自分の普段の考え方を見直しました。
例えば、「誰とでもよい人間関係でなくてはいけない」
自分なりにストレスを溜め込まない文章で捉えるとしたら、皆さまはどのように答えますか？


答えの例は「自分と相性の悪い人もいる」とのことでした。
上の例題文のように「～しなければならない」、「～すべきである」と考えるクセがある人はストレスを溜めやすいとのことですので、要注意です。
何事にも見方を変えることが大切なのですね

また、最近ではどのような職場にも精神疾患の方がいらっしゃると耳にします。
この人は心が病んでいるのではないか？と思った時の良い声かけの仕方も教えていただきました。
見たままをズバリ言ったり、聞いたりする、と相手は傷つくので、
行動面で質問するのが良い声かけらしいのです
具体的には「最近、眠れてる？」「ごはん食べれてる？」などです。
そんな質問の仕方だと、言われた相手の立場になると答えを返しやすいです。
なるほど、勉強になりました

最後に、有馬先生が代表を務める宮崎市民団体『みやざき心のケア研究会』で作成している
”ユーモアみやざき　ノーモアうつ病”のクリアファイルをご紹介いたします。



写真の左下には「私の当然　あなたの　まさか」という言葉が載っています。

この言葉は、前回有馬先生からご紹介いただき、私の心に一年以上残っている言葉です。
あなたの当然　わたしの　まさか、とも言い換えられ、価値観の違いが当たり前であることがよく理解できます。
対人関係でハッとするようなことがあるとき、この言葉が頭に出てきます。
”ユーモアみやざき　ノーモアうつ病”という言葉のように、ユーモアのあるポジティブな思考、言動で働きやすい自分づくりをしたいものです。

今回、有馬先生にご教授いただいたことで、参加者の皆さまに何らかのヒントがあったことと思います。
皆さまが各職場で、これまで以上に自分らしさを出され、心穏やかに働かれることを願うばかりです。

例会が無事終了しホッとしているところですが、今年も残すところ１週間を切りました。
サウスサークルの例会や勉強会にご参加くださった皆さま、そしてブログをご覧くださる皆さま、ありがとうございました。
来年もサウスサークルをよろしくお願いいたします。

来る年が皆さまにとってご多幸の多い一年になりますように、願っております

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