2009年02月16日

最近出会った嬉しいこと。

chieです。

先日、空き時間に早めの食事を・・・と一人でも気軽に入れるお鮨屋さんに
行きました。とても、素敵なカフェのようなお店です。
中途半端な時間だったもので、店内のお客さんは私一人で、私はカウンター
の端のほうに席をいただきました。
そこへ、若い男性の店員さんが、カウンター越しに接客をしてくれたのですが、
この彼が今回、私に嬉しいことをくれた当人です。

私が考え事をしながら注文したものを待っていると、彼は「お仕事中ですか?」
と声をかけてきたのです。
突然声をかけられたので、ちょっとびっくりしましたが、その笑顔と雰囲気に
一瞬で癒された私は、それから他愛もない会話をしながら楽しく食事をして
いました。

若いのにこんなに会話ができるなんて偉いなぁと思っていたのですが、
いつの間にか話の内容は、彼の仕事の話になってしまい、こんなことを
話してくれたのです。
「私は職人ではないんです」と。
大学を2年前に卒業して、この会社に入社し、お客様へお鮨をお出しして
いること。就職先を決めるときに両親は内定をもらっていた別の会社を
勧めていたこと。社長が「スゴイんです」と、上司を尊敬していること。
そして、実は入社半年後くらいに辞めたいと思ったこと。

私は興味本位で、何故、仕事を辞めなかったのかと聞きました。
すると、彼は同窓会で集まった旧友たちの愚痴や不満の声を客観的に
聞いていて、自分を振り返ったそうなのです。
それから、自分はお客様と会話をすることが好きだからと、そんなことを
目的に仕事をしていたら、毎日が楽しくなってきたことを、キラキラした
目で話してくれました。
そんな彼も素晴らしいですが、彼の尊敬する「スゴイ上司」も彼に色んな
話をしてくれたそうで、きっと、彼の素晴らしさや、「職人」ではない何か
別の役割を気づかせてくれたのでしょう。

私は次の予定のギリギリまで彼と二人で話し込み、もっと話したいという
気持ちを抑えて、最後にこんなことを聞いてみました。
「これから、あなたはどんな仕事がしたいの?」
もちろん彼はハッキリと答えてくれました。
「仕事の楽しさを伝えていきたいから、人事の仕事がしたいです。」と。
とても、気持ちよく、私自身も元気をもらいました。
私はどうやら彼のファンになったようです。

「出会い」は素敵なものだと、改めて実感いたしました。

それではまた。





Posted by hishoclub at 13:16│Comments(1)
この記事へのコメント
Chie さん。こんばんは…。
Ayumi です。
楽しく拝読しました。
若い人から教わることって結構、ありますよね…。

きちんと目的を持って仕事をしている若者って
目がキラキラしていて、顔がひきしまっていて…。

日本もまだまだって思います。
Posted by hishoclubhishoclub at 2009年02月16日 21:37
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