先週末、秘書クラブのメンバー数名で室礼講座に参加してまいりました
会場は中央区平尾にあります、福岡市文化交流公園「
松風園」
室礼講座のほかにも様々な講座やイベントが開催されています
今回参加したのは、季節の節目ごとのお話と実技をご指導くださる室礼講座の「正月編」。
講師は、「
室礼三千」専任講師の宮田由美子先生
日本文化やお正月にまつわる歴史を、分かりやすく解説いただきました。
お飾りは単に飾るものではなく、その飾り物や飾り方にも意味があるのだそうです。
実践では、各自ポイントを押さえながら飾り付け(室礼三千バージョン)をいたしました。
こちらがわたくしの作品
真ん中に鏡餅。神が宿っている、神魂・神体。
お祝い事は、右回りに盛っていくのだそうです(仏事は左回り)。
右上から、田作り(ごまめ)。
八方に頭を散らしておくことで、幸せが広がるようにとの願い。
右下は勝栗。勝つという縁起物。
左下は黒豆。一年をまめに(健康に)過ごせるようにとの願い。
左上は枯露柿。誰も食べない渋柿が修練の上、お供え物にもなりえるという気高い精神を表しています。
そして、お年玉。「としだま」とは「年魂」のこと。
供え物には神が宿るとされ、それを頂くことにより(年神への供え物のおさがり)人々は力を蓄えて、新たな一年に備えると言われているそうです。
完成品を見ると、愛着も湧いてまいります
クリスマスが過ぎましたら、改めて自宅に飾り付けする予定です
室礼とは単なる装飾ではなく、季節や祈願・想いなど自分の心を盛ること。
わたくし恥ずかしいことに、今まで意味も分からずにお正月の飾り付けをしておりました。
今回一つ一つの意味を学び、室礼の奥深さを知り、
今後は気持ちを込めてお飾りすることができそうです
こちらは先生の作品
餅花。
お花部分が餅でできています。
晩白柚のお飾り。
柑橘の「橘」は吉につながるそうで、鈴に見立てたお飾り。
新芽が出ている野菜のお飾り。
「おめでとう」とは、「新芽が出る」に由来するそうです。
次回の講座が待ち遠しい、YURIでした