室礼(しつらい)講座

hishoclub

2008年12月23日 21:30

先週末、秘書クラブのメンバー数名で室礼講座に参加してまいりました

会場は中央区平尾にあります、福岡市文化交流公園「松風園

室礼講座のほかにも様々な講座やイベントが開催されています

今回参加したのは、季節の節目ごとのお話と実技をご指導くださる室礼講座の「正月編」。

講師は、「室礼三千」専任講師の宮田由美子先生

日本文化やお正月にまつわる歴史を、分かりやすく解説いただきました。

お飾りは単に飾るものではなく、その飾り物や飾り方にも意味があるのだそうです。

実践では、各自ポイントを押さえながら飾り付け(室礼三千バージョン)をいたしました。

こちらがわたくしの作品





真ん中に鏡餅。神が宿っている、神魂・神体。

お祝い事は、右回りに盛っていくのだそうです(仏事は左回り)。

右上から、田作り(ごまめ)。
八方に頭を散らしておくことで、幸せが広がるようにとの願い。

右下は勝栗。勝つという縁起物。

左下は黒豆。一年をまめに(健康に)過ごせるようにとの願い。

左上は枯露柿。誰も食べない渋柿が修練の上、お供え物にもなりえるという気高い精神を表しています。

そして、お年玉。「としだま」とは「年魂」のこと。
供え物には神が宿るとされ、それを頂くことにより(年神への供え物のおさがり)人々は力を蓄えて、新たな一年に備えると言われているそうです。


完成品を見ると、愛着も湧いてまいります

クリスマスが過ぎましたら、改めて自宅に飾り付けする予定です

室礼とは単なる装飾ではなく、季節や祈願・想いなど自分の心を盛ること。

わたくし恥ずかしいことに、今まで意味も分からずにお正月の飾り付けをしておりました。

今回一つ一つの意味を学び、室礼の奥深さを知り、

今後は気持ちを込めてお飾りすることができそうです


こちらは先生の作品




餅花。
お花部分が餅でできています。


晩白柚のお飾り。
柑橘の「橘」は吉につながるそうで、鈴に見立てたお飾り。


新芽が出ている野菜のお飾り。
「おめでとう」とは、「新芽が出る」に由来するそうです。

次回の講座が待ち遠しい、YURIでした

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