【9月例会ご報告】生きるための「決意」の一枚

hishoclub

2019年09月24日 11:04

いつも日本秘書クラブ九州支部のブログをご覧いただきまして、ありがとうございます

9月例会は『乳がん専用の撮影スタジオ、ブレストキャンサーポートレート 』を立ち上げられたた、ゴーウィー株式会社 代表取締役社長の岸あさこさんにお話しいただきました。



テーマは、生きるための「決意」の一枚

こちらは、乳がんの手術で乳房を切除することになった方、手術によって失われた乳房を、再建された方などが撮影をされるための専用スタジオです。

撮影スタジオのコンセプトをご紹介します。

安心:乳がん専門である、撮影者が乳がん経験者、香りや音楽をつかった空間づくり
信頼:撮影データの取り扱い、著作権
価格:リーズナブル

「乳がんになると何が変わると思いますか?」という岸さんの問いかけで、あらためて自分の体に目が向きました。

女性にとってシンボルである胸。そこには、ビキニを着たこと、旅行で温泉に入ったこと、授乳で子供を育てたこと。
そして年齢を重ねた分だけ、ひとりひとりの思い出がつまっています。
生きるため、その胸にさよならして、感謝の気持ちを写真に残す。
撮影した写真が入ったUSBをお守りとして手術室に向かわれる方もいらっしゃるそうです。


いま、全国から問い合わせや、撮影に訪れる方が増えているそうです。
「乳がん」という同じ経験をされた岸さんだからつくることが出来た場所、そんな彼女を支援したいと、私たちもその事業を支援したいと動かされた多くの方の想いがつくった場所だから、患者さんの気持ちを理解して、寄り添える場所になっているのではないでしょうか。

「人は、そうそうと心の不安を共感してもらえるだけで、気持ちが楽になれますし、活き活きと今を生きている同病者の姿を見て、私も大丈夫!と思っていただけるような、心の整理ができ、勇気をもらい前向きになって、安心できる、そんなスタジオ環境をつくっています!」と明るい笑顔で語られた岸さん。ご自身が乗り越えられたから、情熱をもって今の事業に取り組まれていることが伝わってきました。

クラウドファンディング経験ストーリーでは、
始めの審査に通過するために、何を準備しておくべきか、費用は詳細な金額まで調べておくこと、事前に協力者に話しておくことなど、80日間のクラウドファンディングの前後にかかる時間等、簡単に達成できたものでは無いことを感じさせられました。
また、社会的なサービス事業のためのクラウドファンディングの場合、支援してくださった方は、実現することが、支援者へのリターンであると考えており、ほとんどの方が商品等のリターンを求めていないということを感じられたそうです。



※ユヌス・ソーシャルビジネス認定を受けられてます。
(参照http://www.muhammadyunus.org/index.php/social-business


この日の参加者は全員女性でしたので、「セルフチェックについて」、「セカンドオピニオンを受けてみたいと思いましたが、言い出せなかった」などの質問や意見も上がっていました。岸さんのお話しには思うことも多かったのではないでしょうか。


講師の岸あさこさん、参加者のみなさま、
お忙しい中、9月例会にご参加くださいましてありがとうございました。







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