5月例会「話しことば美人になろう」のご報告

hishoclub

2010年05月04日 22:30

5月例会のご報告です

このたびは、期日迫ってのご案内およびゴールデンウィークの開催中ではございましたが、久しぶりにお目にかかる方にもご参加いただき、とても楽しい例会となりました

今回は「話しことば」をテーマに、マナーなどに関する講演でご活躍中のTamakoさん(クラブ会員)に、自信を持って人前で話すためのヒントを教えていただきました

秘書検定は一通り勉強しているが、話し言葉には欠かせない「敬語」
言いにくい時、謝りたい時に役に立つ「エレガントなフレーズ」
を2本柱に、講師の経験談を交えたお話です

始めに、「敬語の指針」(文化審議会答申 H19.02)をもとに、敬語のおさらいから
わたくしが習った当時と現在では、敬語の解釈もずいぶん広がっているそうです(グレーゾーンが増えている)

例えば、「ご持参下さい」

「参る」は謙譲語ですので、わたくしは、間違った敬語として学んだのですが、
「ご持参ください」といった表現の中に含まれる「参る」は、謙譲語としての働きは持っていないと解釈し、現在は、「相手側」の行為表現に用いても問題ないそうです。
それでも抵抗のある方は、「お持ちください」という表現に言い換えるとよいとのこと。

敬語の分類も細かになり、「尊敬語」「謙譲語I」「謙譲語Ⅱ」「丁寧語」「美化語」
現在は、5種類に分かれているそうです
ちなみにわたくしの時代は、3種類で学びました

H16の世論調査では、およそ9割の日本人が敬語の必要性を感じており、多くの方が「相手を敬う気持ち」や「人間関係の円滑」のためにと、その理由をあげているそうです。
しかしながら、敬語を適切に使用できているかというと、わたくしを含め、自信のない方が多いようです

「敬語の指針」には、敬語に関する素朴な疑問や敬語の解釈についても、詳しく記載されています。わたくしも、興味深く拝読いたしました。敬語に自信のある方もない方も、一度目を通されると、再確認もでき、敬語にもっと親しみを持てるようになれるのではないでしょうか

他に、言いにくい時や謝りたい時に役に立つ「エレガントなフレーズ」として、シュチュエーション別の「クッション言葉」も教えて頂きました

-反対の意見を述べるとき
-勧められた食べ物を断るとき
-相手(目上)の間違いを指摘するとき
-相手の誘いを断るとき
-プライベートのことを相手に尋ねるとき
-相手を元気づける、励ますとき


などなど、すぐにでも役に立つヒントをたくさん教えて頂きましたので、連休明けにも、早速実践です

敬語をはじめ物事は、一度習えばそれで終わりではなく、何度も振り返りることが大切なのですね日々、勉強です
 
そして楽しい例会の後は、会場を移しての懇親会です
会場は、多くのお申込者から、「一度行ってみたかった」との声を頂戴した
「Cafe Jacques Monod」



明治43年に中州に建設された木造2階建の旧福岡県公会堂貴賓館内にある、フレンチルネッサンスを基調とするレストランです
インテリアも素敵で、予約席には、席札ではなく、アンティーク本が置かれます
昭和天皇も皇太子時代に宿泊なさった由来ある貴賓館だそうですよ

お手頃なコースもございますので、優雅なひと時を過ごしたい方には、特におススメのお食事スポットです
お天気が快晴の時は、テラス席でのランチも良いですね



YURI

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