例会の報告です。
2月例会は、デザイン書道について学びました。
講師をご担当くださったのは、専門学校やカルチャー教室で長年にわたり書道教育に従事なさっている脇田和枝先生。
文字を書く楽しさを味わってもらえるよう今回は、デザイン文字を書く(描く)コツを教えていただきました
基本の文字をデザイン性のある文字へ、どのように発展させていくのか、先生の作品を元にヒントを得ます。
「案ずるより産むが易し」ということで、早速、下書用として配られた白用紙に、各自お気に入りの文字や言葉を書くことにいたしました
みなさん、真剣そのものこれほど静かな(私語や雑談がない)例会も、珍しいのでは
先生からアドバイスを頂戴し、文字のバランスや配置を見ながら、何度かデザインを修正し、いざ本番です今回は仕上がった作品を飾ったり、プレゼントできるように、羽子板や扇の形をした木材を「半紙」代わりといたしました。木材には、滲み防止のためにチョークを塗り、下書きしたデザインを小筆で描きます。墨だけではなく、アクリル絵の具も使用し、文字やイメージに合わせて、各自、思い思いの色を使って表現いたしました
こちらが、出席なさったメンバーの作品たちです
どれも個性あふれる、素敵な作品に仕上がってますね
作品が出来上がりましたら、次は落款印の作成に取り掛かります。
消しゴムを利用すると、このように簡単に作成することができます
彫刻刀で文字を彫るため、細かい作業が苦手なわたくしは、アルファベットにいたしましたが、他のメンバーは、ひらがなや漢字を用いて、見事な落款印を作ってらっしゃいました。
作品に押印して、出来上がりです。 落款印が加わるだけで、完成度がさらに増しますね
また、作品をディスプレイする方法の一つとして、菓子箱の活用法を教えていただきました。
菓子箱の上に作品を置き、作品の隅(箱)に穴をあけ、ゴムを通して、作品を固定する。
身近にある材料で、小粋な額縁を作ることができるのですねこれでしたら、簡単に作れますし、すぐに飾ることができます
普段パソコン中心の生活ですので、手書きすることがほとんどなく、筆不精がさらに加速している私ですが、この例会を通じて、手書きの良さを再認識いたしました。気持ちを込めて書くことで、文字の一つ一つに愛情が湧いてきますし、送る相手にも気持ちが伝わりやすいかもしれませんね
創作意欲を掻き立てられる例会となりました
お礼状などを書く時に、デザイン書道を取り入れてみたい
YURI