2016年09月23日

サウスサークルわいわい学習会in宮崎のご報告

このたび、『障害を持つ方への接し方』というテーマで皆さんと意見交換し学習してまいりました。
参加された皆さんも、多かれ少なかれ接し方に戸惑いを感じていらっしゃったようです。

今回は、先日、ユニバーサルマナー検定を取得された会員の小八重さんにファシリテーターを
お願いしました。ちなみに、こちらの検定は、嵐の桜井翔さんも勉強されたそうです。


まずは、障害者の現状から、
障害の種類は3つでその割合は、平成26年厚生労働省の調べによると、
①身体障害者394万人(50%)
②精神障害者320万人(40%)
③知的障害者74万人(10%)
人によっては、障害の程度も様々であり、重複していることもあるそうです。
しかし、このデータは障害者手帳をお持ちの方ですので、きっと、申請されていない方もいらしゃる
だろうと皆さんで話したところです。

それから、障害別の特性理解とマナーとして、
このような障害の方は何に困っていて、どのように接していけばいいのか…。
皆さんの体験や身内・知人からの情報をもとに話し合いました。
例えば、ぼうこう・直腸機能障害の方は、オストメイト用のトイレが必要ですが、
どこにその設備が整っているかさえ、私たちは知らないことに気づきました。
また、聴覚障害の方へ何かを伝えなくてはならないとき、ジェスチャーや筆談ででも精一杯にコミュニケーションを取ろうとしているか…。
その他にも多くのことを学び考え、できることは、たくさんあると思いました。

今回は、今までにないテーマでマナーというものを学んでまいりましたが、
一番の気づきは、障害者も健常者も「相手を思いやる気持ち」は変わらないということです。
そして、同じく、相手や状況によっても喜ばれる接し方は異なる。
だからこそ、相手の立場に立って、良いと思ったことは勇気を出して関わってみることの大切さは、相手がどのような方でも同じなのだと…、それが相手を人として尊重することになるのではないかと思いました。

余計な事・お節介は、「自分だったらこうして欲しいから…」と考えてしまうと陥ってしまいそうです。
しかし、それでも、自分と相手は違う人間なのだから、100%は分からないものです。
それでも、分からないから何もしないという選択は、ちょっと寂しい気がします。

障害者の皆さんが外に出て過ごしやすい毎日を過ごせるように、施設や設備を整えることには時間もお金もかかりますが、まずは、私たち「人」の力で区別なく対等に暮らせる世の中を作って行ければと思いました。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
お礼とご報告申します。

by…chie


  


Posted by hishoclub at 18:33Comments(0)Southサークル