2008年07月16日

7月例会

7月の例会は、中村学園大学 流通科学部 教授 甲斐諭先生を講師にお招きし、
”食”についてのお話を伺いました。

7月例会


甲斐先生は、本年の3月に九州大学を定年退官なさり、4月より現職にいらっしゃいますが、
内閣府食品安全委員会専門委員、日本流通学会副会長、福岡市卸売市場開設運営協議会副会長などをなさっているスゴイ先生です。

本日も日経新聞にお魚(漁業組合のスト)に関連して、コメントなさっていました。


さて、”食”に関して不自由な思いをしたことがない世代ですが、現在の日本の状況を伺い、危機感を持たねばと切実に思いました。


例えば、食料の熱量自給率(カロリーベース)は、39%。
先進国の中では最低の自給率です。

その原因は、生活スタイルと家族構成の変容(単身、核家族、女性の社会進出などによる”台所のアウトソーシング化”、日本人の食生活の変化(米離れ、パンや肉を好む欧米化)、食料の輸入依存&FTAなどによる”輸入させられる状況”など・・・。


輸入については、「輸入されるから作らない」のか、「作らないから輸入に頼っている」のか、
「卵と鶏のどちらが先?」という、答えが出ない問題のようですが、これから近い将来
量的確保が困難になることは明らかです。

現時点でも、中国から輸入されていた食糧が、中国の方が食べるようになって輸入することができなくなっています。
また、中国の労賃も年間10%増ペースで上がっています。
それ以前に、中国で日本の企業が作っている安い食品は、多大な労力が使われています・・・・。


そして、日本の農業は科学に頼っています。
重油が安いという前提で作られているビニールハウス。

年間を通して何でもできますが、このところの重油の値上がりを見ても、続かないことは簡単に想像できます。
ブランド牛も飼料はアメリカから輸入したトウモロコシ・・・・。


ほかにもたくさんのお話をお聞かせくださいましたが、一人ひとりがもっと考えなければいけない問題だと思いました。
今までは、季節はずれの野菜や果物などが高付加価値でしたが、それは重油をたくさん使ってできたもの。
食の安全も心配ですが、食に限らず環境問題にも悪影響を与えています。


わたくしが大好きなアルコールは食物のエキス。
お酒一杯飲めば、同じ量の廃棄物が発生し、以前は海に捨てていたそうです。
ロンドン条約で捨てられなくなり、家畜のエサなどへの再利用が進んでいるそうですが、少々心苦しくなりました。


アルコールの消費量は減らせないかもしれませんが、ささやかな努力として、地産物を選ぶ、季節はずれの食材は買わないようにする、輸入小麦で作ったパンを食べずにお米を食べる、ことはできそうな気がしますicon12


by TAKIicon112


同じカテゴリー(例会)の記事画像
4月のキャリア教室のご報告
5月例会のご案内「熊本城・わくわく座見学と熊本の地酒を楽しむ会」
3月例会のご報告
【4月例会】身体を整えるストレッチ・ヨガ
3月例会のご案内【南米文化とスペイン語を学ぶ】
【ご報告】2024年 支部総会・新春の集い・1級合格アドミレーション
同じカテゴリー(例会)の記事
 4月のキャリア教室のご報告 (2024-04-24 18:02)
 5月例会のご案内「熊本城・わくわく座見学と熊本の地酒を楽しむ会」 (2024-04-01 15:05)
 3月例会のご報告 (2024-04-01 14:40)
 【4月例会】身体を整えるストレッチ・ヨガ (2024-03-22 09:33)
 3月例会のご案内【南米文化とスペイン語を学ぶ】 (2024-02-14 14:12)
 【ご報告】2024年 支部総会・新春の集い・1級合格アドミレーション (2024-01-15 18:49)

Posted by hishoclub at 00:44│Comments(0)例会
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。