2016年05月12日
【4月例会のご報告】「身につけよう!イキでステキな江戸しぐさ ~日本の誇り おもてなしの心~」
いつも日本秘書クラブ九州支部のブログをご覧いただきまして、ありがとうございます
職場の窓から眺める桜が日ごとに葉桜となり、季節の移り変わりを感じる今日この頃です
さて4月9日(土)に博多グリーンホテルにて「4月例会」を開催いたしました。
今月の例会テーマは、「身につけよう!イキでステキな江戸しぐさ ~日本の誇り おもてなしの心~」です。

講師は、「江戸しぐさ」の語り部・越川禮子先生に師事し、NPO法人江戸しぐさ伝承普及員でもある、有限会社ゆなさプロデュース・ゆなさ塾代表取締役 浜田安代さんです。
この日は、歴史やすぐにでも実行できる「江戸しぐさ」を実践をふまえながら教えていただきました。
はじめに、受講者は「日本の問題は何だと思いますか?」と問いかけられました。
自己紹介を兼ねて、自身が気になることをひとりずつ発表しました。
「電車で席を譲らない」、「メールやITなど便利な機能が増えたが、人とのコミュニケーションが取れない」、「物を食べながら歩く」、「道ですれ違っても避けない」。などの意見が出されました。
このような自己中心的な日本人が増えていっては、これから先の日本全体の将来関わってくると多くの方が様々な所でお話しされています。現在、よくニュースなどで取り上げられている自然破壊、貧困から義務教育を受けられない子供、少子高齢化、いじめ、このような問題にも繋がってきているのではと考えられています。
では何故、江戸しぐさが必要であると考えられているかと言えば、
「江戸しぐさ」とは......世界一の百万都市になった江戸の城下町で商人のリーダー達が築いた実践哲学です。
江戸という限られた土地の中で、お互いが共倒れをしない為の考え方、生き方、口の利き方、目つき、表情、振る舞い方を体系化したものだそうです。
江戸しぐさの基本心得である「する人もされる人も気持ちいい江戸しぐさ」が広がり、グローバルに通じる美意識・感性が300年以上たった現在にこそ必要であると浜田先生はお感じになり、一人でも多くの方に伝えたいという強い使命感をお持ちでした。
江戸しぐさをやりながら、いくつか解説もいただきました。

「肩ひき」
込み合う場所では、ぶつからないようにお互いが肩をスッと引き、すれ違うしぐさ。
その際には、おあいそ目つきも忘れずに!




「傘かしげ」
代表的な江戸しぐさです。お互いの体に雨のしずくがかからないように、お互いが傘を外側に傾けてすれ違うしぐさ。
「こぶし腰うかせ」
こぶし分だけ腰を浮かせてスッと詰めるしぐさ。これで一人分の席が確保できますね。

江戸の子育ても分かりやすくご紹介いただきました。
江戸しぐさとは相手を想う優しさに溢れている、日本が誇れる素晴らしい文化です。
会場を出てからも、浜田先生への質問やお話は尽きませんでしたが、時間となりましたので、最後は受講生の皆さんで、浜田先生をお見送りしていると、ふと先生が振り返って戻ってらっしゃいました。
「今のように余韻の残るお見送りを「あとひきしぐさ」というのですよ。余韻の残る心遣いをされたので、思わずひき返してしまいました。」と嬉しいお言葉をいただきました
さすが、日本秘書クラブのみなさんです
日本人としての素晴らしさ、日本の大切さを改めて感じた時間でございました。
ご出席いただきました皆さま、誠にありがとうございました。
またのご参加をお待ちしております。
By Kogo

職場の窓から眺める桜が日ごとに葉桜となり、季節の移り変わりを感じる今日この頃です

さて4月9日(土)に博多グリーンホテルにて「4月例会」を開催いたしました。
今月の例会テーマは、「身につけよう!イキでステキな江戸しぐさ ~日本の誇り おもてなしの心~」です。
講師は、「江戸しぐさ」の語り部・越川禮子先生に師事し、NPO法人江戸しぐさ伝承普及員でもある、有限会社ゆなさプロデュース・ゆなさ塾代表取締役 浜田安代さんです。
この日は、歴史やすぐにでも実行できる「江戸しぐさ」を実践をふまえながら教えていただきました。
はじめに、受講者は「日本の問題は何だと思いますか?」と問いかけられました。
自己紹介を兼ねて、自身が気になることをひとりずつ発表しました。
「電車で席を譲らない」、「メールやITなど便利な機能が増えたが、人とのコミュニケーションが取れない」、「物を食べながら歩く」、「道ですれ違っても避けない」。などの意見が出されました。
このような自己中心的な日本人が増えていっては、これから先の日本全体の将来関わってくると多くの方が様々な所でお話しされています。現在、よくニュースなどで取り上げられている自然破壊、貧困から義務教育を受けられない子供、少子高齢化、いじめ、このような問題にも繋がってきているのではと考えられています。
では何故、江戸しぐさが必要であると考えられているかと言えば、
「江戸しぐさ」とは......世界一の百万都市になった江戸の城下町で商人のリーダー達が築いた実践哲学です。
江戸という限られた土地の中で、お互いが共倒れをしない為の考え方、生き方、口の利き方、目つき、表情、振る舞い方を体系化したものだそうです。
江戸しぐさの基本心得である「する人もされる人も気持ちいい江戸しぐさ」が広がり、グローバルに通じる美意識・感性が300年以上たった現在にこそ必要であると浜田先生はお感じになり、一人でも多くの方に伝えたいという強い使命感をお持ちでした。
江戸しぐさをやりながら、いくつか解説もいただきました。
「肩ひき」
込み合う場所では、ぶつからないようにお互いが肩をスッと引き、すれ違うしぐさ。
その際には、おあいそ目つきも忘れずに!


「傘かしげ」
代表的な江戸しぐさです。お互いの体に雨のしずくがかからないように、お互いが傘を外側に傾けてすれ違うしぐさ。
「こぶし腰うかせ」
こぶし分だけ腰を浮かせてスッと詰めるしぐさ。これで一人分の席が確保できますね。
江戸の子育ても分かりやすくご紹介いただきました。
江戸しぐさとは相手を想う優しさに溢れている、日本が誇れる素晴らしい文化です。
会場を出てからも、浜田先生への質問やお話は尽きませんでしたが、時間となりましたので、最後は受講生の皆さんで、浜田先生をお見送りしていると、ふと先生が振り返って戻ってらっしゃいました。
「今のように余韻の残るお見送りを「あとひきしぐさ」というのですよ。余韻の残る心遣いをされたので、思わずひき返してしまいました。」と嬉しいお言葉をいただきました

さすが、日本秘書クラブのみなさんです

日本人としての素晴らしさ、日本の大切さを改めて感じた時間でございました。
ご出席いただきました皆さま、誠にありがとうございました。
またのご参加をお待ちしております。
By Kogo

Posted by hishoclub at 10:54│Comments(0)
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